ニチレイフーズ 不良品 一部食品業界の「最初から問題はなかったことにするルール」いい加減にやめてほしい
一部食品業界の「最初から問題はなかったことにするルール」いい加減にやめてほしいんですが・・・(※追記あり)
セブンプレミアム 北海道産フライドポテトで「2本だけ」傷んだポテトが混入
先日近所のセブンイレブンで、「セブンフレミアム 北海道産フライドポテト」を購入したところ、不良品に当たりました。ポテトすべてではなく、2本だけ不良品と思われるものでした。
口にした瞬間、「食品」ではない味がし、口にした瞬間吐き出しました。
(セブンイレブン 「北海道産フライドポテト」公式ホームページより)
朝の急いでいるタイミングで不良品を見つけ、面倒だしそのまま捨ててしまおうかと思ったのですが、不良品であるのは明らかだし、もし重大な問題だったら他の購入者への影響もあるので、お客様センターに電話しました。
調査の結果は「菌」が繁殖したもの
一週間ほどでニチレイフーズの方から不良品の調査結果の連絡がありました。ポテトから腐敗臭がするのを確認した。腐敗臭の原因は菌が繁殖したもので、単純にポテト腐り、傷んでいましたとのことです。
最初から製造会社に問題はないルールは闇が深い問題
しかしその後のニチレイフーズの説明に無理がありすぎる。
どこでポテトが傷んだのかについては、「ニチレイフーズの工場ではなく、セブンイレブンに商品が並ぶまでの流通の過程で問題が起きた」の一点張り。
「どうしてポテト全部ではなく2本だけ問題が生じたのですか?」と質問したところ担当者はしどろもどろな回答。どうしても製造過程で問題はなかったと結論づけたいらしい。
これ、なんでこんなに無茶苦茶な説明を通そうかとしていると、「工場の製造過程で原因が見つからない限りは、当社の責任でしたと言うことができない」らしいのです。
しかしそうなると、原因が見つからない、見つける気がないと、永遠に「当社に責任はない」ということになってしまいます・・・・。
担当している方も本当はこんな説明したくないのです。私ももう聞き飽きました。一部食品業界の悪「最初から問題はなかったことにするルール」いい加減にしろよとしか言えません。
極端な話、腐ってる程度じゃダメ、劇物でも混入してないとニチレイフーズの責任にはなりませんよってことです。
他社の不良品対応ケース
マルハニチロで不良品対応してくれたときのケース
アクリフーズ(現・マルハニチロ)マラチオン混入事件が起きる1年くらい前だったと思います。
ローソンで、マルハニチロ製レトルトパウチの中華丼を購入したところ梱包不良で封が閉じられておらず、商品が腐っていたということがありました。連絡したところ責任者が菓子折り持って自宅まで謝罪に来てくれました。
噂に聞くアクリフーズ工場でのずさんな管理とは正反対に、不良品への対応は非常に誠実という印象がありました。
これは、製造過程で問題があったというのが明らかだったので、製造側の「ごめんなさい」の一言でまるく収まったケースです。
生協で不良品対応のケース
これは誠実さがまったくないパターン。
15年くらい前の話ですが、パンにプラスチック片が混入していました。
問い合わせたところ、「パンに着いているセラフィムをお客さんが取らずにに温めてしまった」という説明でした。
あのーー、混入してた異物と成分違うんと思うんですけどー・・・・。でもそんなの関係ねえ!!最初から当社に責任はないとういうのが決まってるパターンです。
その後、生協さんで中国製毒ギョーザ事件が起きましたが、生協さん、最初の方は苦情がきてもスルーしていたらしいですね・・・。
お客さん一人のせいにはできない時代
いままでは、不良品があったとしてもお客さんに適当な説明をして済んだかも知れませんが、インターネットを通じて誰もが情報を発信できる時代になった今、適当な説明で済まない場合が多くあると思います。
「最初からなかったことにルール」いつまで通じるのでしょうか。最初から問題がなかったルールを採用し続けている会社はいつまで生き残れるのでしょうか。
やはり私は今後も商品を買う際は、企業の「誠実さ」で選ぶと思います。
追記
調査結果の電話があった一週間後、ニチレイフーズより、お詫び状なるものが届きました。そこに書かれている内容は・・・
この前の報告とはまったく逆で、あっさり商品に不備があったことを認めてしまってます。てっきり先日の調査結果と同じ内容が書かれていると思っていました。
あの調査結果は一体なんだったのでしょうか・・・・。
「ウチの商品に不備はない」が一転、ちゃんと謝罪していただけたことでニチレイフーズさんの印象はちょっと良くなりました。なので「これからも宜しくお願いします」ですね。(^^)